普通日記

働くトリネガ、絵描き修行中につき

週に一度の血液検査

放射線治療の副作用として白血球の値が下がる場合がある。下がりすぎると治療は一旦保留になる。

ホテル宿泊の場合、週に1度は向いの病院へ血液検査をしに行く。私の場合、最初にぶっ倒れているので看護師さんには覚えてもらっているようだ。ぶっ倒れていなくても、別の意味で「やっかいな患者」っぷりを発揮しているのだが・・・。

以前にも書いたが、私の血管は細い。ぽっちゃり脂肪に埋もれて見えない。さらに両腕に血管痛で使えないのが1本ずつ。

明るくて親切な看護師さんは、世間話やグルメの話しで楽しい雰囲気を作ってくれるのだが、いかんせん私の血管は面倒くさい。毎回のように手こずらせてしまう。

ごめんねー、ここ痛いねー、と鹿児島の柔らかいリズムで言われるたびに、お手数かけます~~、と申し訳なく思う。

3回目に行った時に、肩の関節をぐりぐり回しながら、ヨシ!ちょっと気持ちを落ち着かせるからね!!と言われた。ちょっとウケた。ていうか、マジ笑った。もう、ほんと、そんな気合い入れてもらってスイマセン~~~。

 

ほんの1か月前までは総合病院で流れ作業のような採血をされていた。これは硬くて使えないな、などとボソリとつぶやきながら指先でムチムチな腕から細い血管を探り当て、はいチクっとしますよー、と言い終らないうちにチクっとされ、イスから腰を浮かせると同時に次の人の番号を呼ぶという流されっぷり。

それに比べたら、何度かの失敗の後に痛い手の甲から採血されてしまう鹿児島の病院ではガマンガマンなのだが、なぜか不幸な患者気分にはならない。

10月に第2クールの治療が始まる。またこの病院にお世話になるのだろうか。その時はまたヨロシクなのだ。